ノンアメリカニゼーション。

ごく普通の日本人がアメリカの田舎で生きていく記録。


ノンアメリカニゼーション。

ごく普通の日本人がアメリカで生きていく記録。


地底に広がる別世界!アンテロープキャニオンに行ってきた

先日に引き続きアメリカ西海岸旅行記第二弾,アンテロープキャニオン編.

 

 

 

先日紹介したグランドキャニオンは,きっとほとんどの人にとって聞いたことのある名前だっただろう.一方アンテロープキャニオンは日本での知名度はそこまで高くないんじゃないかな?しかし行ってみるとグランドキャニオンに負けず劣らず大自然を全身で感じることのできる素晴らしい場所だった.

 

アンテロープキャニオンへのアクセスは,ラスベガスから車で約6時間・グランドキャニオンから1時間程度で,ナバホ・インディアンの居住地であるナバホ国内に位置する.そのため,個人で勝手に中を見ることはできず,必ずツアーガイドに同伴してもらう必要がある.中に入れる場所は,アッパーアンテロープキャニオンとロウアーアンテロープキャニオンの2種類があり,アッパーアンテロープキャニオンに入るためには近くのページという街でツアーの予約をしなければならないらしい.ラスベガスから飛行機で行くツアーもある.ロウアーアンテロープキャニオンには,現地に直接行って受付を済ませれば,ツアーに連れて行ってくれる.

 

俺はロウアーアンテロープキャニオンに行ったのだが,調べてみると...

  • アッパーアンテロープは足場がしっかりしていて道も広いが短い
    ガイドにしっかりついていく必要がある
  • ロウアーアンテロープは険しい道が長く続く
    ガイドはいるがかなり自由に動きまわることができる

足腰が弱い方はアッパーアンテロープを選んだ方が無難かもしれないが,ロウアーアンテロープの方が景色が良いという口コミもあった.かなり個人で自由に行動できるため,ゆっくり写真を撮りたい方はロウアーアンテロープの方がおすすめ.

 

 

アンテロープキャニオンとは,主に鉄砲水による侵食によってできた渓谷である.水の流れによって削られていったため,砂岩の表面が流れるような模様をしている.今でも雨が降ると鉄砲水がきて危険なため,悪天候時は入場が制限されてしまうので注意.今回も曇りのち雨の予報で不安だったので電話して聞いてみたところ,今日は一日大丈夫だろうとのこと.

 

到着して受付で入場料(28ドル)を払い,ツアーが始まるのを待つ.15人程度が受付を済ませるとツアーが始まる.

 

 

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曇のち雨の予報だったのに予想外の晴天.雲が綺麗でテンション上がるなぁ.地面にウネウネしている穴があるのが分かるだろうか?これがアンテロープキャニオン.これから階段で下に降りて,この中を進んでいく.

 

 

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入り口がすげぇ禍々しい.

 

なんかもうダンジョン感がすごい.最深部にめっちゃ強いボスいるだろコレ.厨二心をくすぐること間違いなし.

 

 

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入ってみると光が上から差し込んでいて,表面が砂岩特有の色に染まっていた.入り口の禍々しさからは想像出来ないほど神秘的.ただ,足場は悪く道も細いため,冒険感はすごい.進むだけですっげー楽しい.

 

 

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水の流れで岩ってこんなに滑らかに削られるんだなぁ.一体どれだけの時間をかけて出来上がったんだろう.ちなみに触った感触は普通の岩.それがまた不思議.

 

 

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場所・時間によって太陽光の入ってくる量が変わり,また違った景色を見せてくれる.

 

 

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ここはガイドの人が教えてくれた写真スポットらしい.ガイドの人がすごく親切で「写真撮ったげるよ!」って何枚も写真を撮ってくれた.iPhoneのカメラで綺麗に撮るときにオススメのモードなど,色々細かいところまで教えてくれた.ありがたい.

 

 

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全長約1kmで30分を超えるツアーになるため,後半は少し飽きてきてこういうネタ写真を撮り始める.「とりあえずジャケ写っぽいやつ撮ろう!」みたいなノリ.いくらモデルが悪くてもこれだけの背景だったら少しはマシに...ね?

 

 

 

いかがだったでしょうか?写真からも分かる通り景色も素晴らしいのですが,1kmの細くて高低差のある険しい道を進んでいく冒険感もめちゃくちゃ楽しいです.どこか違う世界に迷い込んでしまったような錯覚に陥るほど,今までに見たことがない世界が広がっています.グランドキャニオンからも近いので,ラスベガス→グランドキャニオン→アンテロープキャニオンっていう流れでぜひぜひ訪れてみてください.

 

 

これぞアメリカ!グランドキャニオンに行ってきた

アメリカの大学では,3月半ばに1週間の春休みがある.この春休みの期間に,日本の大学時代の研究室の仲間が修了旅行ということでアメリカに遊びに来てくれた.テキサス来ても特にやることないよってことでロサンゼルスで集合.アメリカの西海岸を車で回ったので,これから西海岸旅行シリーズで記事を書いていく予定.

 

まずは第一弾,グランドキャニオン編.

 

 

ラスベガスから車で約5時間ほどの位置にあるグランドキャニオン.ラスベガス発の飛行機ツアーやバスツアーもあるので,左ハンドル右側通行の運転に自信のない人でも大丈夫.入場料は車一台で25ドル.1回払えば1週間有効なので,長期滞在の場合もお得.

 

 

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なんかもう遠近感がすごすぎて目の前の景色がどうなってるのかよく分からない.グランドキャニオンの迫力は写真ではなかなか伝わらないのが残念.ぜひ皆さんにも1回訪れてみて欲しい.目の前の景色が遠近感すごすぎて意味分かんないっていう感覚は人生でここでしか味わったことがない.

 

 

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西日が差していると岩全体が太陽の色に染まり,また違った景色になる.見た目は暖かそうだが,標高がかなり高いため気温は低い.特に朝方は4月頃でも氷点下になることもあるので,温かい服装を持って行ったほうが良い.

 

 

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柵がほとんんどないため,こんな場所に座ることもできる.ちなみに落ちたら普通に死んじゃう感じの崖いったい毎年何人の観光客が落下死してるんだろう...って心配になるくらい柵がない

 

 

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夕暮れのグランドキャニオン.なんだかちょっぴりセンチメンタルな気分に...(男5人の旅行だけど

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

グランドキャニオンを訪れた際は,ぜひ色んな時間帯で見て欲しいです.時間が違うだけで受ける印象がガラっと変わり,色んな感情が湧き出てくる,そんな不思議な場所です.アメリカへの旅行はなかなか安いものではないですが,一生に1回くらいラスベガスで豪遊して,そのついでにちょっぴりグランドキャニオンに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?オススメです.

 

 

先日紹介したBlue Bellアイスクリームがとんでもないことになってた

以前,アメリカでハーゲンダッツより美味しいアイスクリームがあると紹介した.

 

 

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実は最近更新ができなかったのは,日本から友達が遊びにきていて一緒に旅行に行っていたからだ.このアイスは本当に濃厚で美味しいので,友達にも勧めて一緒に食べていた.

 

そんな矢先,旅行中スマホで適当にニュースを見ていると,とんでもない記事を発見した.

 

要約すると,Blue Bellのアイスクリームにリステリア菌というものが含まれていて,食中毒により3人が亡くなった,というニュース.

 

アイスで食中毒!?アイスは冷凍保存だし賞味期限がないっていうくらいだから,食中毒なんて起こるはずないと思っていた.やっぱり乳製品っていうのはしっかり衛生面を整えないと,いくら冷凍のものでも食中毒になるんだね.こわい...

 

 

なんと日本語のニュースにもなっていた.

 

このニュースによると...

「Blue Bell」商品はすでに店舗から姿を消しているが、家庭の冷凍庫に買い置きしてある分についても廃棄するよう呼び掛けられている。

 

 

 

えーっと...

 

 

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まだ冷凍庫に6リットルあるんだけど...

 

 

 

どうしよう......

 

 

 

......

 

 

 

この後更新が途絶えたらこいつアイス食って死んだんだ」って思って下さい.(笑えない

  

アメリカの車検に行ってきた

アメリカの田舎に住むには車は必須.公共交通機関がそんなに完備されていないため,買い物一つするのも車がないと不便.ここでは車は足のようなもの.

 

アメリカにきた当初は自転車で生活をしていたのだが,やっぱりものすごく不便だったため昨年車を購入した.

 

 

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こちらが愛車のmazda3.俺の住んでいる地域では結構人気の車種.マツダの車は何故か海外では名前ではなく番号で呼ばれている.例えばmazda3は日本で言うアクセラ,mazda6は日本で言うアテンザといった感じ.すげー分かりにくい.

 

ちなみにこれは中古車で,買った当時既に10万キロ走行していた.アメリカでは「10万キロ程度だったらまだまだ走れる」っていう認識みたい.

 

 

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日本車と言えども海外で売られているものなので左ハンドルである.最初は慣れなかったけど,今は逆に日本で運転するのが少し怖い.

 

 

アメリカは州が大きな力を持っていて,州によって法律が異なる.同様に車検に関するルールも州によって違う.テキサス州では,年に1回車検を受けなければならない.この3月で前回の車検が切れてしまうので,行ってくることにした.

 

日本の車検とはかなり勝手が違う.日本では車検の時期になるとディーラーが代行して車を持って行き,数日かけて車検が行われるのが一般的.費用もかなりかかる.それに対しアメリカは,個人で車検ができる自動車整備工場に行き,その日に車検を終えることができる.費用も日本に比べるとかなり安いらしい.

 

 

運良く俺の家のすぐ近くに車検を受け持っている自動車整備工場があった.土曜の朝早くに行ったけど既に4人くらい並んでいる.もう少し早く来れば良かったなーと後悔していたが,すぐに順番は回ってきた.いったいどういうことなんだろう...

 

車の鍵をイケイケな感じの兄ちゃんに渡すと,おもむろに車を発進させ,ライト・ブレーキ・クラクション等を確認していた.

 

 

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兄ちゃんが車から出てきていよいよボンネットを開けた.一体どんな検査するんだろう...

 

 

 

 ...

 

 

 

バタン!(ボンネットを閉める音)

 

 

 

え?

 

 

 

もう終わり?

 

 

車のボンネット開けてから3秒で閉めたんだけど.車検全体の工程でも所要時間1分もなかったんだけど.レジの待ち時間のほうが長かったんだけど... 車検ってこんなだっけ?

 

 

 

どうやら本当にこれで終わりらしい.なんともアメリカらしい大胆で適当な検査だった笑 ちなみに料金は7ドル.日本の車検の費用に比べたら恐ろしいくらいに安い.

 

きっとテキサス州の車検は,今の車の状態が危険じゃないかどうかだけを判断するためのものなんだろう.日々の車のメンテナンスは自分が責任を持って行わないと,思わぬ事故に結びつくこともあるかもしれない.少なくとも月1回は自分で車の状態を確認する癖をつけておこう.

 

 

完全に「トッポ」のパクリな商品を見つけた

先日アジアンマーケットでの記事にも書いたが,お菓子コーナーには色々なパクリ商品がお置いてある.

 

 

 

週末にアジアンマーケットに行った時,いつものように大好きなトッポを買おうとしていると,驚きの商品を発見した.

 

 

 

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完全にトッポじゃん.

 

読み方は「ペジョイ」でいいのかな?ちょっとパッケージに高級感があるが,見た目は完全にトッポである.いったい何処の中国企業が作ってんだコレ...訴訟モンだろ...

 

 

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え?

 

 

 

は!?グリコ!?

 

 

グリコって日系企業だよね?こんなド直球なパクリ商品作ってたっけ?Pocky's friendって書いてあるけど,日本では君達ライバルだったよね?いつの間にお友達になったの?

 

 

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パッケージの雰囲気は違うけど,商品の写真は完全に一致.マジで大丈夫なのかコレ.なんか企業の闇に触れてしまっている気がする.このブログが消える日も近いかもしれない...

 

 

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トッポは2袋なのに対し,ペジョイは1袋.袋にもしっかりグリコの文字が刻まれている.袋の色が被らないようにしてるのも一応訴えられるのを回避する目的なのだろうか.

 

 

さて,ここでクエスチョン!

 

 

 

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どっちがトッポでしょう?(超難問)

 

 

 

正解は左側.色が濃いほうがトッポで薄い方がペジョイ.ペジョイの方が少しだけ太い感じ.しかし長さも焦げ目の付け方もほぼ一致.これはもうパクリとしか言い様がない.普通にロッテに訴えられたら負けそうな気がする.

 

 

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周りのクッキー部分はペジョイの方が薄くてサクサクしている.正直,食感的にはペジョイのほうが好きかもしれない.しかしチョコがトッポよりも甘く,2,3本食べると甘さがしつこくなってくる.トッポの程良い甘さと2袋に分かれている利便性を考慮すれば,俺は総合的にトッポが好き.あとトッポの値段はペジョイの半額程度なので経済的.

 

 

Pejoyのパッケージの裏側を見てみると,どうやらこの商品はタイにあるグリコの現地法人によって生産され,アメリカに輸入されているらしい.タイグリコの公式サイトでもしっかり商品の記載があった.ポッキー・プリッツの次に載っているということは,かなりの主力商品なんだろう.抹茶味もあるらしい.

 

 

多分日本のグリコ本社は関与していないんだと思うが,これはどうなんだろう?しかし調べてみると,ロッテの韓国現地法人もポッキーのパクリ商品を作っているらしい.なんだかなぁ.現地法人ならその土地に合ったその国オリジナルの商品を作って欲しいなぁと思うんだけど,難しいのだろうか...少し残念.

 

アメリカの郷土料理,Crawfishを食べてきた

週末に研究室の皆でCrawfishを食べに行こうという話になった.Crawfishとは,アメリカ南部,特にルイジアナ州の郷土料理でよく使われている食材.ケイジャン料理の代表的食材で,ジャンバラヤの具材なんかに使われたり,そのまま茹でただけのCrawfish Boilなんかも有名らしい.

 

俺が住んでる場所はルイジアナ州ではないのだが,アメリカの南部ということで街にいくつかケイジャン料理を食べられるレストランがある.今回はその中でもCrawfishをメインに扱っているレストランに行くことにした.

 

 

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お店はなんと船の形をしている.お店に来るだけでテーマパークに来てるみたいで楽しめるというアメリカらしいレストラン.週末ということで駐車場もほぼ満車状態で,かなり賑わっている.

 

今回は人数も多かったので,来たことある研究室の友達が適当にオーダーしてくれた.オーダーして10分くらいすると,まず前菜(?)が運ばれてきた.

 

 

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運ばれてきたのは生牡蠣.アメリカで生牡蠣ってなんか怖いんだけどレストランで出してるってことは多分大丈夫なんだろう...そもそもアメリカ人も生牡蠣を食べるってことに驚いた.あんまり生で食べるイメージはなかったのだが.

 

中央にある赤いソースはトマトソース,黄色っぽいのはワサビ.残念ながらポン酢なんてものはない.生牡蠣にトマトソースつけるのは少し抵抗があったので,ワサビとレモンで我慢.

 

日本で食べるものより2回り程小ぶりだった.味はまぁ普通の生牡蠣っていう感じで特別美味しかったり生臭かったりはしなかった.正直な感想としては,やっぱり生牡蠣は日本で食ったほうが断然美味い!っていう感じ.残念.

 

 

牡蠣を貪っていると,ついにCrawfishが運ばれてきた...

 

 

 

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気持ち悪ぅぅう!

 

 

そう,Crawfishの正体は「ザリガニ」だ.コレでもかというくらい大量のザリガニが大きな皿に乗せられている.しかもこれが2皿.正直見た瞬間は少し鳥肌が立ってしまった.数匹だったら全然大丈夫なんだけど,こんなに大量に盛られるとちょっとね...

 

 

早速殻を剥いて食べてみよう.エビを剥くのと同じ要領で,頭をとってから殻を向いていく.「殻は硬いのかな?」と思っていたのだが,そんなことはなくかなり剥きやすい.慣れてくれば10秒くらいで剥き終わる.

 

 

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ただ,可食部が異常に少ない.

 

 

さっきの盛られている写真をみるとかなり量があるように見えるが,一匹の可食部がかなり少ないため,実際の量はそんなに多くはない.小さめのザリガニだと,可食部はほぼない.

 

味付けは,ケイジャン料理ってこともあって,唐辛子をベースにしたスパイスで味付けしてあり,結構辛い.この辛さがザリガニの泥臭さを紛らわす効果もあるらしい.そのせいか,泥臭さは特に気にならなかった.食感は見た目通り海老と同じ.

 

辛さが癖になって,皆どんどん皿に手が伸び,あんだけあったザリガニも10分そこらで食べつくし,結局もう1皿追加することに笑

 

 

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帰るころにはすっかり日も暮れ,船型レストランがライトアップされていた.行く前は,「どのくらい泥臭いんだろう」とか,マイナスの期待しかしてなかったのだが,いざ食べてみると普通に美味しかった.これからも他の郷土料理に挑戦してみたいなぁ.

 

 

アメリカの牛角に行ってきた

牛角といえば日本で知らない人はいない程の有名焼き肉チェーン.実は牛角は海外にも支店を持っていて,アメリカだけでも30店舗ほど展開している.その牛角が昨年,俺が住んでいるところから車で2時間ほどのヒューストンという街にオープンした.

 

どれどれ,日本人として牛角のクオリティを確認してやろう!,ということで友人と行ってみることにした.いったい何様なんだこいつ.

 

 

 

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おおー!牛角だ!!

まさかアメリカで牛角に来れるなんて思ってなかった...大学生時代には結構お世話になったなぁ.懐かしい.

 

 

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入り口付近で牛の部位が絵で説明されていた.こんなの日本にあったっけ?こういう単語って現地で生活してみないとなかなか分からないんだよね.

 

 

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お店の中は少し暗めで木を基調にしたシックな造りになっていた.間接照明もあったりで,日本の牛角に比べて落ち着いていてオシャレな雰囲気.客層はアジア人だけでなくアメリカ人も多かった.最近海外では日本食が人気らしいので,その影響もあるみたい.

 

 

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メニューはこんな感じ.日本語でも書いてあるのが嬉しい.スパイシーツナボルケーノや揚げベーコン等,日本にはないアメリカっぽいサイドメニューもある.ラーメンなんかもおいていた.

 

神戸スタイルビーフ(神戸牛ではない)という,よく分からないブランド牛もある.調べてみると,神戸スタイルビーフってのは,和牛をアンガス牛に掛けあわせたものらしい.勿論育て方も全然違うため,神戸牛や松阪牛のような柔らかく美味しい味にはならない.

 

とりあえず一通り肉とご飯を頼んで待っていると,まずお肉がやってきた.

 

 

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おー!薄切り肉だ!(当たり前だけど)

 

実は,基本的にアメリカのスーパーでは薄切り肉は売っていない.焼き肉を食べたいときは自分で切るか,汚いアジアンマーケットの肉を買うしか無い.だから薄切り肉が出てくると少し感動する.

 

 

 ご飯がまだ来てなかったので,「ご飯早く持ってきてー」とウェイターに伝える.「分かった!」と笑顔のウェイター.

 

 

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うまそう!

 

チーズフォンデュもいい感じにとろけてきてまさに食べごろ!しかしテーブルにはまだご飯がない.肉はご飯でかき込みたい俺にとってこれは死活問題.ウェイターを再度呼んでご飯を要求.ウェイターは笑顔で「今持ってくるよ!」.その言葉を信じ,とりあえず肉を食べ始めようということに.

 

 

お肉は普通に美味しい!勿論和牛に比べたら質は落ちるだろうが,この価格帯でこれだけのものを食べられれば大満足だ.いくつかサイドメニューも頼んだが,どれも日本の牛角並と言っていいんじゃないだろうか.ゴマねぎラーメンも優しい味で気に入った.

 

 

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そして,肉もサイドメニューもほとんど食べ終わった時,ウェイターがやってきた.

 

 

 

 

 

「おまたせ!ご飯持ってきたよ!」(笑顔で)

 

 

 

 

 

お前は焼き肉を何も分かってねぇぇぇ!

 

白いご飯と肉を一緒に食べてこそ肉はより美味しくなるんじゃい!おかずが無くなったあとにご飯持って来られても意味ないんじゃい!いったい君は白いご飯をデザートとでも思ってるのか?

 

 

 

 

ということでアメリカの牛角は,味・価格は大満足でしたが,ウェイターが要教育ってことが分かりました.皆さんも行ってみる時には,ご飯をかなり大げさに要求することをオススメします!笑