ノンアメリカニゼーション。

ごく普通の日本人がアメリカの田舎で生きていく記録。


ノンアメリカニゼーション。

ごく普通の日本人がアメリカで生きていく記録。


アメリカの車検に行ってきた

アメリカの田舎に住むには車は必須.公共交通機関がそんなに完備されていないため,買い物一つするのも車がないと不便.ここでは車は足のようなもの.

 

アメリカにきた当初は自転車で生活をしていたのだが,やっぱりものすごく不便だったため昨年車を購入した.

 

 

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こちらが愛車のmazda3.俺の住んでいる地域では結構人気の車種.マツダの車は何故か海外では名前ではなく番号で呼ばれている.例えばmazda3は日本で言うアクセラ,mazda6は日本で言うアテンザといった感じ.すげー分かりにくい.

 

ちなみにこれは中古車で,買った当時既に10万キロ走行していた.アメリカでは「10万キロ程度だったらまだまだ走れる」っていう認識みたい.

 

 

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日本車と言えども海外で売られているものなので左ハンドルである.最初は慣れなかったけど,今は逆に日本で運転するのが少し怖い.

 

 

アメリカは州が大きな力を持っていて,州によって法律が異なる.同様に車検に関するルールも州によって違う.テキサス州では,年に1回車検を受けなければならない.この3月で前回の車検が切れてしまうので,行ってくることにした.

 

日本の車検とはかなり勝手が違う.日本では車検の時期になるとディーラーが代行して車を持って行き,数日かけて車検が行われるのが一般的.費用もかなりかかる.それに対しアメリカは,個人で車検ができる自動車整備工場に行き,その日に車検を終えることができる.費用も日本に比べるとかなり安いらしい.

 

 

運良く俺の家のすぐ近くに車検を受け持っている自動車整備工場があった.土曜の朝早くに行ったけど既に4人くらい並んでいる.もう少し早く来れば良かったなーと後悔していたが,すぐに順番は回ってきた.いったいどういうことなんだろう...

 

車の鍵をイケイケな感じの兄ちゃんに渡すと,おもむろに車を発進させ,ライト・ブレーキ・クラクション等を確認していた.

 

 

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兄ちゃんが車から出てきていよいよボンネットを開けた.一体どんな検査するんだろう...

 

 

 

 ...

 

 

 

バタン!(ボンネットを閉める音)

 

 

 

え?

 

 

 

もう終わり?

 

 

車のボンネット開けてから3秒で閉めたんだけど.車検全体の工程でも所要時間1分もなかったんだけど.レジの待ち時間のほうが長かったんだけど... 車検ってこんなだっけ?

 

 

 

どうやら本当にこれで終わりらしい.なんともアメリカらしい大胆で適当な検査だった笑 ちなみに料金は7ドル.日本の車検の費用に比べたら恐ろしいくらいに安い.

 

きっとテキサス州の車検は,今の車の状態が危険じゃないかどうかだけを判断するためのものなんだろう.日々の車のメンテナンスは自分が責任を持って行わないと,思わぬ事故に結びつくこともあるかもしれない.少なくとも月1回は自分で車の状態を確認する癖をつけておこう.